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プレスリリース

「大げんか」今は昔・・・伝統校さわやか対決

南日本新聞 2001年9月9日掲載分

鶴丸高と熊本・済々黌高 今年も親善試合 -姶良町野球場-

明治期の旧制中学時代に乱闘騒ぎを起こした鹿児島市の鶴丸高校と熊本市の済々黌高校が八日、姶良町野球場で野球の親善試合をした。昨年、済々黌が野球部百周年を記念して“手打ち”を呼びかけ、返礼の鶴丸が招待。さわやかな真剣勝負を演じ、両校選手は「昔のことは詳しく知らないが、切磋琢磨できるいい関係」と親ぼくを深めた。

明治のけんかから百年余りを経て、両校野球部はユニホームの色形、少ないチャンスを生かすカラーがそっくり、おまけに主将まで同姓の似たものチーム。ネット裏では百人を越す両校の父母やOBらが「伝統校って似てくるんですかね」と感心した表情で、双方の好プレーに盛んな拍手を送った。

試合は、同点で迎えた八回、押し出しとスクイズで鶴丸が2点を挙げ4-2で昨年の雪辱を果たした。鶴丸の山口力也主将(16)は「お互いいいプレーが出せた。済々黌は自分たちが目指す野球にかなり近い」。済々黌の山口裕起主将(16)も「頭を使ったプレーと機動力にかき回された」と健闘をたたえ合った。

両校の因縁は一八九六(明治二十九)年、旧制五高(現熊本大)の運動会に参加した鹿児島尋常中学(現鶴丸高)と済々黌の生徒が、応援合戦の過熱から大げんかに発展したという。鶴丸の竪山博美野球部後援会長(67)は「進学校でスポーツも強い済々黌との交流を続け、文武両道で精進したい」と語った。

文化講演会「自分の座標軸を」 吉川美代子報道部長 TBS

南日本新聞 2001年11月1日掲載分「大波小波」

鶴丸高校の文化講演会が31日、同校体育館であり、在京テレビ局TBSの吉川美代子報道部長(47)が講演した。卒業30年を迎える同校OB・OGが在校生の視野を広げようと毎年開いている。本年度は1971年卒業の22回生が運営し、生徒ら約1400人が聴講した。

吉川さんは同局でニュース番組のキャスターを務めるなどアナウンサーとして活躍。また、93年からは米国にある民間研究機関の研究員としてラッコの研究に従事し、著書も出した。「自分の興味のあることや好きなことを、世の中を見る座標軸にし、360度いろいろな方向を向き自分の軸が正しいのかチェックしていくことが大事」とアドバイスした。

3年生の沖野さやかさん(18)は「話を聞いて、これまで自分から試そうとは思わなかったことについても、これからは積極的に自分の視点で関心をもってみようと思った」と話していた。


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